iPad版excelはPC版に比べて機能が落ちますよね、、。マクロも組みたい!という方は特にもどかしい思いをしているのではないでしょうか。
ここでは、iPad版excelマクロ機能について筆者が調べたことをまとめていきます。
*iPadでマクロを使いたいなら、Google Spreadsheetを使いましょう。app scriptという機能が、Excelのマクロと同等の動作をする上、無料で使うことができます。すごくおすすめです。
iPad版excelのダウンロード方法
iPad版excelは、App Storeからダウンロードできます。→こちら
使用しているiPadからリンクに飛んでください。なお、サイズが約250MBと非常に重いので、WiFi環境下でのインストールを推奨します。
有料版excelと無料版excelの違い
Microsoftでは、サブスクリプション制度があります。インストールするExcelのアプリ自体は同じですが、有料アカウントでログインすることでより多くの機能を使うことができます。
筆者はアプリ以外の長所(Skype通話1時間無料、クラウドストレージ1TBまで使用可能など)から有料アカウントを保有しておりますが、無料版でも十分できることが多いので、無理に有料版に入る必要はないかもしれません(サブスクリプションでは、年間12,984円かかります(2021年10月現在)。
有料版では下記の機能が開放されます。
【有料版にしかできないこと】
1. ワードアート挿入および編集
2. グラフ要素追加・編集
3. 塗りつぶし色などの調色
http://degilog.jp/iphone-excel-2/
本格的に使う人にとっては、グラフ要素があるかないかは大きいかもしれませんね。
サブスクリプションについての詳細はこちらの記事をご覧ください。
(鋭意作成中)
iPad版excelのデザイン
iPad版excelのデザインはこんな感じです。PC版よりもタブが少なく、描写タブが追加されています。描写タブは、Apple pencilを使って表に記載できますが、筆者はあまり使用したことがありません。。
PCで作成したマクロ付きexcel(.xlsm)を開いてみた
さて、本題です。PCでマクロ付きでexcelを作成した、拡張子が.xlsmのファイルは開くことはできますが、エラー表示されます。
上部に”このバージョンのMicrosoft Excelでは、VBAマクロを実行することはできません”と書いてある上、アドインも表示されません。
マクロを組んだボタンも、ただの図形になっています。
しかし、マクロ機能以外は保持しているので、セル編集など通常の編集は問題なくできます。あくまでマクロ機能だけ潰れている状況です。
iPad版excelにもマクロが実装されるのか
現状のバージョンでは、マクロはどうしても実行できないことは、エラー文からもわかるかと思います。では将来的にマクロが実装されることはあるのでしょうか。色々調べてみました。
残念ながら、海外の掲示板では、”デスクトップ版以外にVBAが使用可能になることは絶対にない”と言い切っています。し、VBAの問題は2011年からずっとあがっているので残念ながらVBA機能の実装はしばらくなさそうです。
VBAがiPad版でできるだけでもかなり使用の幅は広がりそうですが、残念ですね。。。
代替案はSpreadsheetかPython
ということで、iPadでマクロを開くことは厳しいことがわかりました。海外ではあまりマクロを使っているイメージもありませんし、Excel VBAにこだわるよりは、Pythonistaなどを使ってPythonでコードを書くことが現実的なのかもしれないです。
また、Google spreadsheetでは、ExcelのマクロやVBAと同等の機能として、app scriptがあります。Safari上でひらけばiPadでもマクロを実行できるので、おすすめです。
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